しらすについてのいろんな知識
カネ上で取り扱っている【釜揚げしらす】や【ちりめんじゃこ】のサイズの目安です。
やっぱりお問い合わせで一番多いのがサイズについてです。
「どれくらいの大きさなの?」
「普通って?大き目って?」
言われてみればそうですよね。サイズの感覚は人それぞれ。
そこでカネ上で取り扱うしらすのサイズについて、下のような表を作ってみました。
表記してあるサイズ | 大きさ | |
釜揚げしらす ちりめんじゃこ |
小さめ | 1cm 〜 1.5cm ぐらい |
普通 | 1.5cm 〜 2cm ぐらい | |
大きめ | 2cm 〜 2.5 cm ぐらい | |
ちいか | 2.5cm 〜 3cm ぐらい | |
かえり | 3cm 〜 4cm ぐらい |
商品の保存方法と保存期間については以下のようになっております。
商品名 | ご賞味期間のめやす | |
---|---|---|
冷 蔵 | 冷 凍 | |
釜揚げしらす | 4日 | 14日 |
中干ちりめん | 6日 | 20日 |
上干ちりめん | 10日 | ー |
いかなごくぎ煮 | 15日 | 1ヵ月 |
しらす佃煮 | 15日 | 1ヵ月 |
ごま入りしらす佃煮 | 15日 | 1ヵ月 |
塩蔵わかめ | ー | 2ヵ月 |
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【しらす豆知識】
しらすって何でしょう?しらすと一般に呼ばれているものは、主に【マイワシ】と【カタクチイワシ】の稚魚。
一般的にイワシの稚魚を総称してしらすと呼んでいます。
イワシには皆さんもご存知の通り【マイワシ】【カタクチイワシ】【ウルメイワシ】等、色々な種類がいます。
その中でしらすと呼ばれて一般に市場に出回っているのは、主に【マイワシ】と【カタクチイワシ】。
成長にともなって【しらす】は【チイカ】【カエリ】【ジャコ】【イワシ】と呼び名が変わっていきます。
今度からしらすを食べるときによく見てください。種類の違いがわかるはずです。
※地方によっては、【イカナゴ】や【ウナギ】・【アユ】なども全て含めて3cm前後からそれ以下の稚魚を全てしらすと呼んでいる所もあります。
【いかなご豆知識】
Japanese sand lance・・・日本の砂の槍?英語ではこう呼ばれるいかなごという魚、いったいどういう魚なのでしょうか?
まず、この魚は地方によって呼び名が変わります。
関西ではいかなご、関東以北では【小女子(こうなご)】【女郎人(めろうど)】、九州では【かなぎ】等色々な呼び名で呼ばれています。いかなごの本場、明石の辺りでは、1年魚を【新子(しんこ)】、2年魚を古瀬(ふるせ)と呼んでいます。そのほかにも、大きさによって【おおなご(かますご)】【ちゅうなご】【ちりめんじゃこ】など呼び名が非常に多い魚です。
形は、細い円筒形で、サヨリほどではありませんが、下顎が突出し、口の先は尖っていて歯はありません。ヒレは、背ビレが長く、腹ビレがありません。どのヒレも軟条(膜のような部分)だけで刺条(骨のような部分)はありません。これは、砂に潜る習性があるからです。
さらにこの魚、驚くべき習性を幾つか持っています。
稚魚の時期に太陽とともに海面近くに浮いてきて、昼間は波に揺られて潮に流されるままふらふらと海中を漂っているだけで泳ぐ事が出来ません。夜になると今度は底に沈んで砂の中にもぐります。体長が7〜8cmになると、ようやく泳ぎだして潮の流れの穏やかな内湾や沿岸の砂底で底生生活を送ります。
さらに、夏眠をするのです。クマやカエルなどが冬眠することは皆さんご存知だと思いますが、イカナゴは逆に夏になると、砂に潜り込んで活動しなくなり、夏眠を始めます。海水魚ではこのイカナゴだけが夏眠をするようです。うとうとといった眠りでなく、また昼や夜に起きたりといった中途半端なものでなく五月頃に砂にもぐってから十二月まで半年にわたってぐっすり眠っています。水温が下がってくる季節にようやく活動を始めるという変な習性を持っています。
なんとも不思議な魚ですね。